全身・モデルオーディション写真撮り方
「写真だからこそ動きのあるポーズにしたい」そんなポージングです。
モデルはしなやかな動きを披露して着ている服の価値を上げます。そう出来るようにするには、デザインされた服の特徴を知り、着こなすことにより「生活の中で役立つ服」であることを証明しなければなりません。そんな中から生まれたのが動きのあるウォーキングの様なポーズです。このポージングによって生き生きと表現された服は「水を得たさかな」の様になります。これを簡単にできるとは思いませんが上手にできれば得意のポーズ集に入れたくなるほど優れているでしょう。
どこが難しいか
全身ポーズは体重を前足に掛けず、後ろ脚に掛けることで足を長く見せる効果があります。ところがこのポージングは前足に体重が掛かるので法則的には短足に見えてしまいます。それを何かで補わなければカッコ良く見せることはできません。そこでもし技術的にそれをするなら体重を後方に残すことが考えられます。それにより顔、頭を更に小さく演出することができるでしょう。但し元々8頭身あればその限りではありません。
細部に注目するなら手の表情
素敵にウォーキングしているように見せるには「脚の動き」だけに注意を払うのではありません。手や腕も躍動感がなければバランスを保つことはできないからです。写真の様に右足に体重をかけるのなら、やはり左手を大きく振ると良いでしょう。このことによりポーズのバランスが保たれ自然な流れが完成します。